DCU-F121Wの特性・特徴など


スピーカー工房 飛びねこ DCU-F121W

  • マニアの間ではもう知れ渡っているウッドコーンのフルレンジスピーカーです。
  • コーンが木製なんです。材質はサペリマホガニーと言う樹種らしいです。
  • そのサペリマホガニーを薄くスライスしたいわゆるツキ板をコーンの形状に加工したものです。
  • 木目の美しさが目を引きます。
  • 音の特徴は艶やかなボーカルと図太い低音が印象的です。高域に関しては あまり得意ではないと思っています。
  • 分解能はそこそこです。
  • 細かい音が出て欲しいとか、モニター的な佇まいを期待するスピーカーではなく、音楽をいか に楽しく聴くかと言う事が得意なスピーカーです。
  • 音量は小さめが適しています。
  • あまりボリュームを上げるとボーカル帯域が歪んで聴き難い音になります。
  • 小型のバスレフで十分にいい音が期待できます。

諸元

DCU-F121W
(黒パーク)
DCU-F122W
(赤パーク)
インピーダンス 8Ω 8Ω 交流抵抗値
再生周波数帯域 fo~16KHz fo~20KHz
出力音圧レベル 86.5dB 88dB/W 1W時の音圧(フォンと思って下さい)
耐入力 30W/mus 30W/mus
実効振動半径 42mm 42mm
ボイスコイル内径 φ25mm φ25mm
マグネット重量 370g 580g
総重量 1,160g 1,220g
Fo 72.4Hz 110.9Hz 低音再生能力の限界
Mms 5.05g 4.822g コーンの重さ
Qts 0.514 0.694 ユニットの駆動力の指標
小さい方が駆動力 大
Qms 6.75 3.923
Qes 0.557 0.844
Vas 3.96L 2.804L

DCU-F122W


スピーカー工房 飛びねこ DCU-F122W(600)

  • 通称赤パークと呼ばれています。
  • 限定品ですので、中古市場を探す以外に入手方法はないです。
  • DCU-F121Wと違うのはコーンの重さとマグネットの重さが目に付きます。
  • コーンは思い切り薄くして軽くしたのだと思います。
  • 高域の特性はこちらの方が伸びています。
  • しかし、ハイ上がりな周波数特 性になってしまった。
  • ですので、周波数特性だけ見るといかにもバックロードホーン用の様に思われがちですが、Qtsを見ると・・駆動力は黒パークの
  • DCU-F121Wの方が上です。
  • ですので、このユニットはバックロードよりはTQWTや低音を狙ったダブルバスレフの方が簡単に調整が出来ますし、 逆にバックロードにするメリットはあまりありません。
  • 低音を増強してバランスを取ると、多少黒パークよりも高分解能ですが、何倍もすごい訳ではありません。
  • 低音のコントロールのしやすさ、素直さなどを加味して考えると黒パークの方が断然いいなあと思います。


お問合せ