FE108EΣとFE126Enの素性、特徴

スピーカー工房 飛びねこ FE108EΣFE108EΣ スピーカー工房 飛びねこ FE126EnFE126En 説明
インピーダンス
8Ω
8Ω
ユニットの交流での抵抗値
最低共振周波数
77Hz
83Hz
低音再生能力の実値
再生周波数帯域
fo~23KHz
fo~25KHz
再生帯域の広さを表す foとは最低共振周波数
出力音圧レベル
90dB/W
(1m)
93dB/W
(1m)
ユニットに1W入力した時の音の大きさ dBで表記するが、フォンと思ってもらっても構わない
耐入力
24W
45W
ユニットに入れる事の出来る最大の入力
mo
2.7g
2.8g
ユニットの振動板の重さ
Qo
0.3
0.3
ユニットの駆動力の指標値
実効振動半径
4cm
4.6cm
振動板の半径
マグネット重量
400g
440g
総重量
1.2Kg
0.99Kg
実売価格
¥14,704
/1本
¥5,610
/1本
2015年10月22日現在の価格
(コイズミ無線扱い)

明るく張りのある音色はフォステクスの特徴とも言うべきものです。多くの方が好む音と言っていいでしょう。
この2機種は元々がバックロードホーン用として発売されていますので、ハイ上がりな特性を有しています。
ハイ上がりとは高域に向かって周波数特性が上昇していると言う意味です。下にFE126Enの周波数特性グラフを貼ります。


スピーカー工房 飛びねこ 周波数特性_15749325_ft

600Hzあたりから徐々に音圧が盛り上がって行き、6KHz付近ではピークで100dBに届いている箇所があるくらいです。
こう言うのを総称してハイ上がりと言います。このままの状態や普通のバスレフエンクロージャーに入れたのではこのハイ上がりな特性が災いしてやかましい音になってしまいます。
それを是正するには低音増強能力の高いバックロードホーンと言うエンクロージャーに入れて、特性を平らにする必要があります。

2機種の音の違いですが、値段ほどの差はありません。音圧では値段の安いFE126Enの方が勝っていますし、耐入力も上です。
どちらが大きい音が出せるかは一目瞭然です。
しかし、細かく見ていくとアルミダイカストフレームを使ったり、新技術のHRコーンの採用などで、低歪に作られているのがFE108EΣです。
音量を上げて聴いたときには僅かではありますが、FE126Enの方がソースによってはヒステリックに聴こえることがあります。しかし、これはエージング(慣らし)を行うとかなりなめらかな音になります。
ですので、低コストで作りたいと言う方にはFE126Enを、ルックスも良く作りたいと言う方にはFE108EΣをお勧めしております。


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